岡山県の吉備中央町でひっそり営んでおります、帙・保存ケース・和装雑貨の手作り工房 尚古庵です!
本日は表装するにあたりとても重要な『糊』についてお話しさせて頂きます。
表装でメインで使用する糊は皆様の身近にある物とは少し違う生麩(しょうふ)糊という糊です。
生麩糊は小麦粉を精製してグルテンを取り除いた粉と水をしっかり消毒した鍋に入れ、弱火で混ぜ続けて出来る糊です。
(固まってくる後半は中々な肉体労働になります(笑))
固まった糊の粗熱を取り消毒した器に移して冷蔵庫に入れて保管しています。
使用する際は消毒したこし器で裏ごしし、水で硬さを調節しながら使用します。
どんだけ消毒するねん!と思われるかもしれませんが、これをしないと糊にカビが生えやすくなります。
そんなデリケートな糊ですが、掛け軸等表装には欠かせない大事な糊です!
生麩糊のお話は如何でしたでしょうか?
お付き合い頂きありがとうございました!
それでは、また次回の更新でお会いしましょう!
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